冷え性の4タイプをチェック!原因とタイプ別の改善方法
手足が冷たい、足や太ももだけ冷える、お腹を触るとひんやりするなど、冷えを感じる場所や症状は人によって異なります。
冷え性は、症状が現れる部位や身体の状態から、主に4つのタイプに分けられます。
冷えを和らげるためには、むやみに身体を温めるだけでなく、自分のタイプに合った対策を選ぶことが大切です。
本記事では、冷え性の基礎知識やタイプ診断、主な原因、改善方法を解説します。
セルフケアの一つとして、オイルトリートメントを取り入れる方法も紹介します。
目次
冷え性とは?
冷え性とは、多くの人が寒さを感じない環境でも、身体の一部または全身に冷えを感じやすい状態です。
まずは冷え性と冷え症の違いや、身体が冷える仕組み、冷えに伴いやすい不調について解説します。
冷え性と冷え症の違い
「冷え性」と「冷え症」は、どちらも手足や腰などが冷えやすい状態を表す言葉です。一般的には明確な使い分けの基準はなく、日常生活では同じような意味で使われています。
一方、医学的な捉え方には違いがあります。西洋医学では、冷えそのものを病名として扱うとは限りませんが、冷えを感じる背景には、貧血や血行不良、ホルモンバランスの変化などが関係している場合があります。漢方医学では、冷えを単なる症状ではなく、一つの病態として捉えます。
このように、「冷え性」と「冷え症」という言葉そのものに大きな違いはありませんが、冷えをどのように捉えるかは、医学の考え方によって異なります。
身体に冷えが生じる仕組み
身体は寒さを感じると血管を収縮させ、熱が外へ逃げるのを防ぎます。一方で、筋肉量や基礎代謝の低下、血行不良、自律神経の乱れなどがあると、手足に冷えを感じやすくなります。運動不足や睡眠不足、食事の偏り、薄着、冷房の効いた環境なども、冷えにつながる要因です。
冷えを防ぐには、適度に身体を動かし、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけるなど、日々の生活習慣を整えることが大切です。
冷えと一緒に現れやすい症状
冷えに伴って、次のような不調が現れる場合があります。
- 肩こりや頭痛
- 手足や顔のむくみ
- 倦怠感や集中力の低下
- 不眠や寝つきの悪さ
- 便秘や下痢、腹部の不快感
- 頻尿
- 生理痛や月経に伴う不調
- 肌の乾燥
ただし、これらの症状がすべて冷えによって起こるとは限りません。
冷え性タイプ診断|4タイプの特徴をチェック
冷え性は、冷えを感じる部位や汗のかき方、食事量、冷えに伴う症状などによって、いくつかのタイプに分けて考えられます。タイプによって冷えの現れ方や気をつけたい生活習慣も異なるため、自分の傾向を知ることで、日頃の対策を考える際の参考になります。
以下のチェック項目を確認しながら、自分がどのタイプに当てはまるか見ていきましょう。
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タイプ |
冷えを感じやすい場所 |
伴いやすい特徴 |
主な対策 |
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四肢末端型 |
指先・足先 |
やせ型、食事量が少ない、運動不足 |
必要な食事量を確保し、体幹を温めて運動する |
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下半身型 |
腰・お尻・太もも・足先 |
顔のほてり、長時間の座り姿勢 |
臀部や下半身を動かし、座りっぱなしを避ける |
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内臓型 |
お腹・身体の内側 |
腹痛、張り、便秘、下痢 |
冷たい飲食物を控え、生活リズムを整える |
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全身型 |
身体全体 |
倦怠感、寒さ、冷えの自覚が弱い場合もある |
食事・運動・睡眠など生活全体を見直す |
冷え性のタイプをチェックするポイント
次のうち、どの特徴が目立つか確認してみましょう。
- 指先や足先が特に冷たい
- 腰から下が冷え、顔はほてりやすい
- 手足は温かいのに、お腹が冷たい
- 季節を問わず身体全体が寒い
- お腹の張り、便秘、下痢などを伴う
- 汗をかきやすく、身体の表面から熱が逃げやすい
四肢末端型|手足の先が冷えるタイプ
四肢末端型は、指先や足先が特に冷たくなるタイプです。
若い女性や、やせ型の人、食事制限をしている人、運動不足で筋肉量が少ない人に見られる傾向があります。身体でつくられる熱が不足すると、中心部の体温を守るために末端の血管が収縮し、手足まで熱が届きにくくなります。
手足だけを温めるのではなく、食事をしっかり取り、体幹を温めて適度に運動することが大切です。
下半身型|足・お尻・太ももが冷えるタイプ
下半身型は、腰から足先にかけて冷えやすい一方、顔や上半身がほてる「冷えのぼせ」を伴うことがあるタイプです。
長時間のデスクワークや姿勢の乱れ、臀部や下半身の筋肉のこわばりなどが関係します。
足だけを過度に温めるとのぼせが強くなる場合があるため、座りっぱなしを避け、臀部や太もものストレッチ、歩幅を広げたウォーキングなどを取り入れましょう。
内臓型|手足は温かいのにお腹が冷えるタイプ
内臓型は、手足に目立った冷えがなくても、お腹を触ると冷たく感じるタイプです。
お腹の張りやガス、腹痛、便秘、下痢などを伴うことがあります。
身体の表面から熱が逃げやすいため、自分では冷えに気づきにくく、「隠れ冷え」と呼ばれることもあります。
冷たい飲食物や食べすぎを控え、無理なく続けられる運動で自律神経のバランスを整えることが大切です。
全身型|身体全体が冷えるタイプ
全身型は、手足だけでなく身体の内側まで冷え、季節を問わず寒さやだるさを感じやすいタイプです。
筋肉量や基礎代謝の低下、栄養不足、慢性的な疲労、睡眠不足、自律神経の乱れなどが関係します。
このタイプは、冷えに慣れて自覚しにくい場合もあります。
食事、運動、睡眠、入浴など生活全体を見直し、理由が分からない強い冷えには病気が隠れていないか確認することも必要です。
2つ以上が当てはまる混合型冷え性
冷え性は、必ずしも一つのタイプに当てはまるとは限らず、複数の特徴をあわせ持つ「混合型」もあります。たとえば、若い頃から手足が冷える四肢末端型だった方が、加齢による筋肉量の低下や長時間のデスクワークなどをきっかけに、下半身型の特徴もあわせて持つことがあります。季節や体調、生活習慣の変化によって、目立つ症状が変わる場合もあります。
複数のタイプに当てはまる場合は、現在もっともつらく感じる症状への対策を優先しながら、食事や運動、睡眠などの生活習慣もあわせて見直しましょう。
冷え性を引き起こす主な原因

冷え性には、筋肉量の低下や食生活の乱れ、運動不足、睡眠不足、自律神経の乱れなど、複数の要因が関係しています。
原因は一つとは限らず、いくつかの要因が重なって冷えを招いている場合もあります。
日頃の生活を振り返り、自分に当てはまる習慣や身体の変化がないか整理してみましょう。ここでは、冷え性を引き起こす主な原因について詳しく解説します。
運動不足による筋肉量と基礎代謝の低下
筋肉は身体を動かすだけでなく、体内で熱を生み出す役割も担っています。運動不足や加齢によって筋肉量が減少すると、熱を生み出す力や基礎代謝が低下しやすくなり、全身に冷えを感じる場合があります。
なかでも、ふくらはぎの筋肉は、下半身にたまった血液を心臓へ押し戻す働きがあります。ふくらはぎの筋力が低下すると、この働きが弱まり、足先や太ももの冷え、むくみにつながる場合があります。デスクワークなどで座っている時間が長い方は、こまめに身体を動かすことを意識しましょう。
食生活の乱れや無理なダイエット
食事量が少なすぎると、身体を動かしたり熱をつくったりするために必要なエネルギーが不足します。
また、たんぱく質が不足すると筋肉量の維持が難しくなり、鉄分不足による貧血が起こると、酸素を全身へ十分に運べず冷えや倦怠感につながる場合があります。
欠食や極端な食事制限を避け、主食・主菜・副菜を意識した食事を規則正しく摂ることが大切です。
ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ
自律神経は、周囲の気温に合わせて血管を収縮・拡張させ、体温を一定に保つ働きを担っています。
しかし、強いストレスや睡眠不足、不規則な生活が続くと、自律神経のバランスが乱れ、血管や体温を適切に調節しにくくなります。
結果、血行が滞り、手足など身体の末端へ血液や熱が届きにくくなる場合があります。
また、冷房の効いた室内と暑い屋外を頻繁に行き来するなど、急激な温度変化を繰り返す生活も身体に負担をかけ、季節を問わず冷えを感じる原因につながります。
女性ホルモンや身体のつくりによる影響
女性は男性と比べて筋肉量が少ない傾向があり、体内で生み出せる熱量も少なくなりやすいとされています。また、月経に伴う鉄分不足や女性ホルモンの変動が、自律神経や血流、体温調節に影響する場合もあります。
こうした身体的な要因に加え、薄着や丈の短い服、身体を締め付ける下着や靴など、服装によって血行が妨げられることもあります。冷えを感じやすい場合は、身体を圧迫しすぎず、気温に合わせて調整しやすい服装を選びましょう。
冷え性対策として取り入れたい生活習慣
冷え性対策では、一時的に身体を温めるだけでなく、体内で熱をつくり、全身へ届けられる身体を目指すことが重要です。
すべてを一度に変えるのではなく、無理なく継続できる習慣から少しずつ取り入れることが大切です。
ここでは、冷え性対策として取り入れたい生活習慣の例を紹介します。
たんぱく質や鉄分を含む食事を取る
肉、魚、卵、大豆製品などに含まれるたんぱく質は、熱をつくる筋肉の材料になるほか、食後の消化や吸収によって熱を生み出すためにも必要な栄養素です。
また、鉄分が不足すると、血液によって酸素を全身へ運ぶ働きが低下し、冷えやだるさにつながる場合があります。
主食・主菜・副菜をそろえ、ビタミンやミネラルを含めてバランスよく食べましょう。
温かいスープやみそ汁を取り入れ、冷たい飲み物や食べ物の取りすぎを控えることも、無理なく続けやすい対策です。
ウォーキングや筋力トレーニングを続ける
ウォーキングやスクワットなどで下半身の筋肉を動かすと、熱をつくる力を保ち、下半身の血行を支えることにつながります。
運動習慣がない人は、最初から激しいトレーニングを行う必要はありません。
一駅分歩く、エレベーターではなく階段を使う、仕事の合間にかかとの上げ下げをするなど、日常生活の中で身体を動かす機会を少しずつ増やしましょう。
湯船につかって身体を温める
入浴をシャワーだけで済ませず、適度な温度の湯船につかると、身体を温めながら心身をリラックスさせやすくなります。熱すぎるお湯や長時間の入浴は、汗をかきすぎて入浴後に身体が冷える原因になることもあるため、身体に負担を感じない温度と時間を心がけましょう。
顔のほてりを伴う場合は、特に熱いお湯や長時間の入浴を避け、のぼせない範囲で身体を温めるようにします。
服装を調整して首・手首・足首を冷やさない
冷房の効いた室内や気温差の大きい季節には、カーディガンやストール、レッグウォーマーなどを活用し、冷えを感じる部位をこまめに温めましょう。首・手首・足首などは冷えを感じやすいため、必要に応じて覆うほか、お腹や腰の冷えが気になる場合は、腹巻きや丈の長い肌着を取り入れるのも方法の一つです。
一方で、きつい靴下や補正下着などで身体を強く締め付けると、血行を妨げる可能性があります。防寒するときも身体を圧迫しすぎないよう、ゆとりのある服装を選びましょう。
睡眠と休息を確保してストレスをためない
睡眠不足や慢性的なストレスは、自律神経のバランスを乱し、血管や体温を調節する働きに影響を与える要因です。
起床時刻と就寝時刻をできるだけ一定にして、規則正しい生活リズムを整えましょう。
就寝前はスマートフォンやパソコンの使用を控え、照明を少し暗くするなど、眠りに入りやすい環境をつくることも大切です。
深呼吸や軽いストレッチ、音楽、読書など、自分が落ち着ける方法を取り入れ、緊張を和らげる時間を意識的に確保しましょう。
強い冷えや体調不良が続く場合は医療機関へ

冷えの背景には、貧血や甲状腺機能の低下、血管の病気などが隠れている場合があります。
食事や運動、睡眠などの生活習慣を見直しても冷えが改善しない場合や、冷え以外の気になる症状を伴う場合は、自己判断で対策を続けず医療機関へ相談しましょう。
医療機関への相談を検討したい症状
次のような症状がある場合は、医療機関への相談を検討しましょう。
- 冷えが急に強くなった
- 片側の手足だけが冷たい
- 指先などの皮膚の色が変化する
- 強い痛みやしびれがある
- 息切れや動悸、むくみが続く
- 強い倦怠感や体重の変化を伴う
- セルフケアを続けても改善が見られない
- 冷えによって日常生活に支障が出ている
冷え性は何科を受診すればよい?
冷えが気になって受診する診療科に迷った場合は、まず内科に相談しましょう。問診や血液検査などを通して、貧血や甲状腺機能の異常など、冷えに関係する病気の有無を確認します。月経や更年期に伴う不調が目立つ場合は婦人科、指先の色の変化や関節症状がある場合は、症状に応じた診療科を案内されることがあります。
受診する際は、冷える場所や時間帯、症状が始まった時期、冷え以外に気になる症状などを記録しておくと、医師に状況を伝えやすくなります。
冷え性対策にオイルトリートメントを取り入れる
冷え性対策には、オイルトリートメントで身体を温めながらリラックスする時間をつくる方法もあります。
ここでは、オイルトリートメントを冷え性対策の一つとして取り入れるメリットや、施術を受ける際のポイントについて紹介します。
オイルトリートメントで心身をリラックスさせる
オイルトリートメントでは、温かい手で身体に触れながら、筋肉の緊張を穏やかにほぐしていきます。
心地よい刺激を受けてゆったり過ごすことは、ストレスや疲労が続いている人のリラックスタイムにもなります。
ただし、冷え性そのものや病気を治療する行為ではなく、日常的なセルフケアを補う方法として取り入れましょう。
オリーブスパで自分をいたわる時間を過ごす
自分だけで冷え性対策や身体のケアを続けるのが難しいときは、オリーブスパのオイルトリートメントを利用してみてはいかがでしょうか。
富士山の溶岩を活用したマグマルームでは、溶岩プレートから放出される遠赤外線やマイナスイオンを感じながら、身体を温めてゆったりと過ごせます。
落ち着いた空間で、その日の身体の状態や好みに合わせた施術を受けられるため、忙しい日常から離れて心身を休める時間にもなるでしょう。
自宅での冷え性対策と組み合わせながら、身体を温めたり、心身をリフレッシュしたりする時間としてご活用ください。
まとめ
冷え性には、四肢末端型、下半身型、内臓型、全身型があり、複数の特徴をあわせ持つ混合型もあります。冷える部位や伴う症状を確認し、自分の傾向に合った食事や運動、入浴、休息などを日々の生活に取り入れていきましょう。
リラックスしながら身体をケアしたい場合は、オリーブスパのオイルトリートメントを利用するのも一つの方法です。自宅での対策とあわせて、無理なく身体をいたわる時間をつくりましょう。
なお、強い冷えや体調不良が続く場合は、病気が隠れている可能性もあるため、自己判断で対策を続けず医療機関へ相談してください